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2025-07-03

協会けんぽ健診(生活習慣病健診)

1.協会けんぽとは?

協会けんぽとは、「全国健康保険協会」の略称で、多くの会社員が加入している健康保険組合※のことです。47都道府県に支部があり、1番加入者数の多い健康保険組合となります。

ご自身が協会けんぽへ加入しているかどうかは、お手元の健康保険証でご確認ください。

健康保険証下部の「保険者名称」に「全国健康保険協会 〇〇支部」と記載がある場合、協会けんぽの加入者です。

 

※健康保険組合:健康保険法に基づき、健康保険事業を営むために、適用事業所の事業主、その適用事業所に使用される被保険者及び任意継続被保険者をもって組織される団体(公法人)。

 

2.協会けんぽ健診とは何?

協会けんぽ健診とは、協会けんぽの35~74歳の被保険者(任意継続被保険者含む)が年に1回、受けることができる健康診断です。

生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病など)の発症や重症化の予防を目的として実施されています。

 

3.協会けんぽ健診 どんな健診があるの?

 協会けんぽ健診(一般健診)の検査項目は以下の通りです。

 

検査項目内容
問診生活習慣、既往歴、家族歴、業務歴、自覚症状に関する問診です。
内科診察医師による聴打診。心雑音や不整脈等を確認します。
身長、体重、BMI身長と体重からBMI値を算出し、肥満でないかを判定します。
血圧測定動脈硬化の原因となる高血圧の有無を判定します。
視力測定視力を計測し、近視または遠視によって日常生活に支障がないかを検査します。
聴力検査低音(1000Hz)と高音(4000Hz)の音域が正常に聴こえるかを検査します。聴こえ方に問題がある場合は、難聴を疑います。
腹囲測定腹囲を測定し、内臓脂肪量を簡易的に推定します。メタボリックシンドロームの判定に用いられ、内臓脂肪肥満による心筋梗塞や脳梗塞などの早期対策につながります。
心電図検査心臓の拍動時に発生する微細な電気信号を波形として記録します。不整脈、心肥大、また狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患の有無を診断します。
血液検査血液一般(赤血球数、白血球数、血色素量、ヘマトクリット)、糖代謝、脂質、肝機能、腎機能、痛風に係る項目を検査します。
尿検査尿糖、尿蛋白、尿潜血の項目を検査します。
便潜血検査専用キットで便採取を行い、消化管からの出血の有無を検査します。出血がある場合は、大腸がん・大腸ポリープ・腸炎などを疑います。
胸部X線検査肺、心臓、縦隔(左右の肺の間)を撮影し、結核・肺炎・肺気腫などがないか判断します。
胃部X線検査

バリウムを飲み、食道・胃・十二指腸の状態を観察します。慢性胃炎、胃ポリープ、潰瘍などがないか判断します。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」か「上部消化管内視鏡検査」のどちらか選択。

上部消化管内視鏡検査

カメラで食道・胃・十二指腸を観察し、がんやポリープなどを調べます。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」か「上部消化管内視鏡検査」のどちらか選択。

 

4.協会けんぽ健診 一般健診の自己負担額はいくら?

令和5年度から自己負担額が下がり、現在、協会けんぽ健診(一般健診)の自己負担額は最高で5,282円となっております。

一般健診の料金内訳は以下の通りです。

自己負担額最高5,282円+協会けんぽ補助額最高13,583円=一般健診総額最高18,865円

 

5.付加健診って何?費用は?

一般健診に追加して、より詳しい検査を実施できる「付加健診」もあります。付加健診は生活習慣病健診を受診した40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方を対象にしています。

検査項目は、一般健診の項目へ追加で肺機能検査、腹部超音波検査、眼底検査、尿沈渣、血液検査(数項目追加)の検査を行います。自己負担額は最高で2,689円となっています。

また、その他にも一般健診を受けた方で、諸条件に該当している場合、乳がん検診や、子宮頸がん検診、肝炎ウィルス検査を受けることができます。

それぞれの詳細な項目や費用については以下をご覧ください。

https://smile-tokyo.jp/kenshin/kenpo/

 

6.健診の受け方

(1)予約

当クリニックで協会けんぽ健診の受診をご希望の場合は以下の予約ページあるいはお電話(03-6428-7278)からご予約をお願いいたします。

https://smile-tokyo.jp/reserve/

(2)検査前日

検査値への影響を考慮し、最後の飲食から受診開始までは10時間以上あけていただくようお願いいたします。ガムや飴、甘い飲み物も避け、水分は水あるいは白湯で摂るようお願いいたします。

(3)検査当日

検査当日は朝食は摂取せず、飲み物は水あるいは白湯でコップ一杯を目安とするようお願いいたします。

受付を済ませた後、検査がスタートします。各ブースに医師、看護師、検査技師、放射線技師といった専門職がおりますので、各検査の実施方法で不安なこと、わからないことなどございましたらお気軽にご相談ください。