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2025-08-06

生活習慣病健診 人間ドック 違い

生活習慣病健診と人間ドックの違い

生活習慣病健診と人間ドックは、どちらも健康状態を調べる検査ですが、目的や検査項目、費用に違いがあります。

生活習慣病健診は、主に生活習慣病の早期発見を目的とし、法律で定められた検査項目を中心に実施されます。

一方、人間ドックは、より詳細な検査項目で全身をくまなく調べ、病気の早期発見や健康増進を目的とします。

費用は、生活習慣病健診は無料または一部補助がある場合がありますが、人間ドックは基本的に自己負担となります。

 

 

1.生活習慣病健診

(1)生活習慣病健診とは?

生活習慣病の早期発見と予防を目的とする健康診断で、定期健康診断よりもさらに詳しく生活習慣病にかかわる検査を実施することができます。

当クリニックでは、通常の定期健康診断の項目に加え、胃(胃部X線検査or上部消化管内視鏡検査)、便潜血、血液(腎機能、痛風、膵機能)の検査を行います。

 

(2)対象者

主に40歳以上の方を対象にしていますが、何歳でも実施可能です。

生活習慣病は40歳頃から増加すると言われているため、40歳以降の方は生活習慣病健診を受けることをお勧めいたします。

 

(3)検査項目と検査費用

検査項目や検査費用は実施機関によって異なります。

以下、当クリニックの検査項目と検査費用となります。

 

①検査項目

検査項目内容
問診生活習慣、既往歴、家族歴、業務歴、自覚症状に関する問診です。
内科診察医師による聴打診。心雑音や不整脈等の有無を確認します。
身長・体重・BMI身長と体重からBMI値を算出し、肥満の有無や程度を判定します。
視力測定視力を計測し、近視または遠視によって日常生活に支障がないかを検査します。
血圧検査動脈硬化の原因となる高血圧の有無を判定します。
聴力検査低音(1000Hz)と高音(4000Hz)の音域が正常に聴こえるかを検査します。聴こえ方に問題がある場合は、難聴を疑います。
腹囲測定腹囲を測定し、内臓脂肪量を簡易的に推定します。メタボリックシンドロームの判定に用いられ、内臓脂肪肥満による心筋梗塞や脳梗塞などの早期対策につなげます。
心電図検査心臓の拍動時に発生する微細な電気信号を波形として記録します。不整脈や心肥大のほか、狭心症及び心筋梗塞などの虚血性心疾患の(疑いの)有無について判断します。
胸部X線検査肺、心臓、縦隔(左右の肺の間)を撮影し、結核・肺炎・肺気腫などがないか判断します。
胃部X線検査(胃透視検査)

バリウムを飲み、食道・胃・十二指腸の状態を観察します。慢性胃炎、胃ポリープ、潰瘍などがないかを調べます。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」又は「上部消化管内視鏡検査」のどちらかを選択します。

上部消化管内視鏡検査

カメラで食道・胃・十二指腸を観察し、がんやポリープなどを調べます。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」又は「上部消化管内視鏡検査」のどちらかを選択します。

尿一般検査

尿糖と尿蛋白について検査します。

便潜血検査(2回法)

専用キットで便採取を行い、消化管からの出血の有無を検査します。出血がある場合は、大腸がん・大腸ポリープ・腸炎などを疑います。

血液検査

血液一般、糖代謝、脂質、肝機能、腎機能、痛風、膵機能に係る項目を検査します。

 

②検査費用

生活習慣病予防健診 26,510円(税込)

※上部消化管内視鏡検査を選択された場合4,840円(税込)が加算されます。

 

2.人間ドック

(1)人間ドックとは

人間ドックの目的は、生活習慣病やがんなどの病気を早期発見するとともに、結果によって得られたデータから生活習慣を見直し、生活習慣病を予防するとともに、健康の維持・増進を図ることです。高血圧や脂質異常症、糖尿病、がんなどの生活習慣病の多くは、ある程度進行しないと自覚症状が出ないことが多いということについては、すでにご承知のことと思います。自覚症状のみを頼りにしていると、受診したときには手遅れというケースもありうるため、「自分は健康だから」と決して過信せず、身体の総点検のために定期的に受診されることをお勧めいたします。生活習慣病などを未然に防ぐためにも、1~2年に1回は人間ドックを受診する事が望ましいとされています。

 

(2)対象者

18歳以上の成人であれば誰でも受診可能です。

 

(3)検査項目と検査費用

検査項目や検査費用は健診実施機関によって異なりますが、人間ドックは定期健康診断や生活習慣病健診などに比べて多くの検査項目が含まれており、より詳しく、かつ、総合的に身体の健康状態を評価することができます。

当クリニックの「日帰り人間ドック」の検査項目と検査費用は以下のとおりです。

 

①検査項目

検査項目内容
問診生活習慣、既往歴、家族歴、業務歴、自覚症状に関する問診です。
内科診察医師による聴打診。心雑音や不整脈等の有無を確認します。
身長・体重・BMI・体脂肪身長と体重からBMI値を算出するとともに、体脂肪率を測定し、肥満の有無や程度を判定します。
視力測定視力を計測し、近視または遠視によって日常生活に支障がないかを検査します。
血圧検査動脈硬化の原因となる高血圧の有無を判定します。
聴力検査低音(1000Hz)と高音(4000Hz)の音域が正常に聴こえるかを検査します。聴こえ方に問題がある場合は、難聴を疑います。
腹囲測定腹囲を測定し、内臓脂肪量を簡易的に推定します。メタボリックシンドロームの判定に用いられ、内臓脂肪肥満による心筋梗塞や脳梗塞などの早期対策につなげます。
眼圧検査眼球に空気を噴射し、眼球の内圧を測定します。高眼圧症や緑内障の発見につながります。
眼底検査目の奥の血管や神経、網膜を撮影し、その状態を観察します。高血圧や動脈硬化による血管変化や白内障、糖尿病網膜症、眼底出血、黄斑変性、乳頭部異常といった病変を発見することができます。
心電図検査心臓の拍動時に発生する微細な電気信号を波形として記録します。不整脈や心肥大のほか、狭心症及び心筋梗塞などの虚血性心疾患の(疑いの)有無について判断します。
肺機能検査(スパイロメーター)肺に取り込む空気の量や、どれくらい吐き出す力があるのかを測定します。気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの早期発見に有用です。
腹部超音波検査(腹部エコー)超音波を当てて腹部の臓器(肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓)を観察します。ポリープ・結石・嚢胞性病変・腫瘤性病変などの有無を判断します。
胸部X線検査肺、心臓、縦隔(左右の肺の間)を撮影し、結核・肺炎・肺気腫などがないか判断します。
胃部X線検査(胃透視検査)

バリウムを飲み、食道・胃・十二指腸の状態を観察します。慢性胃炎、胃ポリープ、潰瘍などがないか判断します。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」又は「上部消化管内視鏡検査」のどちらかを選択します。

上部消化管内視鏡検査

カメラで食道・胃・十二指腸を観察し、がんやポリープなどを調べます。

※「胃部X線検査(胃透視検査)」又は「上部消化管内視鏡検査」のどちらかを選択します。

尿一般検査尿糖、尿蛋白、尿潜血、尿ウロビリノーゲンについて検査します。
尿沈渣尿の成分を顕微鏡で調べます。腎疾患、結石、膀胱炎などの可能性について判断します。
便潜血検査(2回法)専用キットで便採取を行い、消化管からの出血の有無を検査します。出血がある場合は、大腸がん・大腸ポリープ・腸炎などを疑います。
血液検査血液一般、血液像、糖代謝、脂質、肝機能、腎機能、痛風、膵機能、炎症反応、肝炎ウィルス検査のほか、各種腫瘍マーカー検査(男性:前立腺、女性:卵巣がん)を行います。

 

②検査費用

日帰り人間ドックコース:46,530円(税込)

当クリニックでは、日帰り人間ドックのほか、通常の人間ドックの検査項目に乳がんや子宮頸がん、子宮体がんなど女性特有の疾患を調べる検査項目を加えた「レディースドック」をご準備しております。

詳細は以下のサイトをご確認ください。

https://smile-tokyo.jp/kenshin/ladies/

 

3.まとめ

生活習慣病は、健康的な生活習慣を送ることで予防が可能です。

また、早期発見し、適切に対応(生活習慣の改善や適切な治療をうけるなど)することで、重症化や合併症を防ぐことにつながり、健康寿命(介護や後遺症など何不自由なく生活できる期間)を延ばすことができます。

生活習慣病健診や人間ドックでは、生活習慣病の早期発見が可能です。

健康診断の機会は基本的に年に1回ですが、受診後は結果についてもよくご確認いただき、ご自身の生活習慣を見つめなおす機会としていただくとよいでしょう。

 

当クリニックでは第2水曜日と第4水曜日をレディースデイとして、女性の受診者様のみのご予約を承っております。

またレディースデイは、原則、女性スタッフのみで対応しており(内視鏡については、男性医師の対応となります。)、安心してご受診していただけると思いますでの、ぜひ受診をご検討ください。