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がん検診とは、がんを対象とした検査で、がんの「早期発見」、「早期治療」を目的として実施される検査のことです。
「健診」は、健康診断のことで、“健康かどうか、病気であるかどうか”を確かめることですが、「検診」は、“ある特定の病気であるかどうか”を調べることです。
国民生活基礎調査「がん検診受診率データ(2022年)」によると、がん検診の受診率の現状は、以下の通りです。
〈日本人に特に多い4つのがんのがん検診受診率〉
胃がん(40歳以上)
男:42.7%
女:32.2%
大腸がん(40歳以上)
男:45.3%
女:38.1%
肺がん(40歳以上)
男:48.9%
女:41.6%
乳がん(40歳-69歳過去2年間)
47.4%
子宮頸がん(20歳-69歳過去2年間)
43.6%
参考:がん情報サービス https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening/dl_screening.html
なお、アメリカのがん検診受診率は、「乳がん検診76.5%」、「子宮頸がん検診72.6%」、「大腸がん検診67.5%」と、日本に比べ、非常に高い値となっています。
厚生労働省も、第4期がん対策推進基本計画(令和5年)を柱として、がん検診受診率の目標値を50%から60%へ引き上げるなど更なる受診率向上に向け取り組んでいます。
がんは、「固形がん」と「血液がん」に大別されます。
固形がん:臓器や組織などで発生するがんのことです。固形がんは、さらに「体の表面や臓器の粘膜を覆っている細胞」からなるがん(大腸がん、肺がん、胃がん、乳がんなど)と「骨や筋肉などを作る細胞」からなるがん(骨肉腫、軟骨肉腫、脂肪肉腫)の2つに分けられます。
血液がん:白血球や赤血球などの血液中に含まれる細胞で発生するがんのことです。
内閣府が実施した「がん対策に関する世論調査(令和5年7月実施)」によると、がん検診を受診していない理由の上位3位は、以下の通りです。
他方、平成28年に11月に実施された同調査において、がん検診を受診していない理由上位3位は、以下の通りでした。
これらの結果から、全体的にがん検診の必要性への理解が乏しいことが原因という印象を受けます。また、令和5年度の結果で、経済的な理由が第2位であることを見ると、昨今の物価高などの影響もうけているのではないかと考えられます。
がん検診は、各自治体が費用を公費で負担しているため、一部の自己負担でがん検診を受けることが可能です。また、万が一、がんが発見され治療が必要になった場合でも、「高額療養費制度」という制度により、ひと月の医療費の一部負担金(自己負担額)が限度額を超えたとき、超えた分が返金される公的な制度もあります。
受診時間に関しては、ご加入の健康保険組合によっては、年に1度の健康診断にがん検診が組み込まれている場合もありますので検診単体で時間をとる必要が無いこともあります。組み込まれていない場合は、健康診断を受ける医療機関にもよりますが、自分で健康診断にがん検診の検査を追加して実施することも可能です。中には、利便性を考慮して土日に検査が受けられるような体制を構築している自治体もありますし、自治体が検査の実施を依頼している医療機関が土日も営業している場合には、土日に検査を受けることも可能です。
がん検診を受け、万が一がんと診断された場合、仕事はどうしよう、治療費はどうしよう等、いろいろな不安があるかと思います。しかし、早期であれば、休職制度を利用し治療が落ち着いてから職場に復帰することも可能ですし、内視鏡を使用した手術で傷が小さく済む、医療費が安く済む、といったメリットがあります。
また、医療技術の進歩により、がん検診によって、早期にがんを発見し、早期に治療を行うことができれば80-90%以上治るがんもあることがわかっています。一方で、病気を放置し、がんが進行してしまった場合は、治療期間が長引き、職場復帰が難しくなるだけでなく、金銭面でも長期間の負担がのしかかる、などといったことが起こる可能性があります。
これらのことから、がん検診で病気を早期に発見し、早期に介入を行うことことが、その後の人生において大きなプラスになることが分かります。
便潜血検査、内視鏡検査、レントゲン検査、超音波検査、腫瘍マーカー検査など、がんの早期発見に資する検査が実施可能です。
また、女性の方は、女性特有のがんである子宮頸がん、乳がんを発見するための子宮頸がん検査、マンモグラィ検査、乳房エコー検査の実施が可能です。ご自身の健康と生活を守るためにも、定期的にがん検診を受けることをおすすめいたします。
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1.がん検診とは
がん検診とは、がんを対象とした検査で、がんの「早期発見」、「早期治療」を目的として実施される検査のことです。
「健診」は、健康診断のことで、“健康かどうか、病気であるかどうか”を確かめることですが、「検診」は、“ある特定の病気であるかどうか”を調べることです。
2.がん検診の受診率
国民生活基礎調査「がん検診受診率データ(2022年)」によると、がん検診の受診率の現状は、以下の通りです。
〈日本人に特に多い4つのがんのがん検診受診率〉
胃がん(40歳以上)
男:42.7%
女:32.2%
大腸がん(40歳以上)
男:45.3%
女:38.1%
肺がん(40歳以上)
男:48.9%
女:41.6%
乳がん(40歳-69歳過去2年間)
47.4%
子宮頸がん(20歳-69歳過去2年間)
43.6%
参考:がん情報サービス https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening/dl_screening.html
なお、アメリカのがん検診受診率は、「乳がん検診76.5%」、「子宮頸がん検診72.6%」、「大腸がん検診67.5%」と、日本に比べ、非常に高い値となっています。
厚生労働省も、第4期がん対策推進基本計画(令和5年)を柱として、がん検診受診率の目標値を50%から60%へ引き上げるなど更なる受診率向上に向け取り組んでいます。
3.がん種別
がんは、「固形がん」と「血液がん」に大別されます。
固形がん:臓器や組織などで発生するがんのことです。固形がんは、さらに「体の表面や臓器の粘膜を覆っている細胞」からなるがん(大腸がん、肺がん、胃がん、乳がんなど)と「骨や筋肉などを作る細胞」からなるがん(骨肉腫、軟骨肉腫、脂肪肉腫)の2つに分けられます。
血液がん:白血球や赤血球などの血液中に含まれる細胞で発生するがんのことです。
4.がん検診 受診率が低い理由
内閣府が実施した「がん対策に関する世論調査(令和5年7月実施)」によると、がん検診を受診していない理由の上位3位は、以下の通りです。
他方、平成28年に11月に実施された同調査において、がん検診を受診していない理由上位3位は、以下の通りでした。
これらの結果から、全体的にがん検診の必要性への理解が乏しいことが原因という印象を受けます。また、令和5年度の結果で、経済的な理由が第2位であることを見ると、昨今の物価高などの影響もうけているのではないかと考えられます。
がん検診は、各自治体が費用を公費で負担しているため、一部の自己負担でがん検診を受けることが可能です。また、万が一、がんが発見され治療が必要になった場合でも、「高額療養費制度」という制度により、ひと月の医療費の一部負担金(自己負担額)が限度額を超えたとき、超えた分が返金される公的な制度もあります。
受診時間に関しては、ご加入の健康保険組合によっては、年に1度の健康診断にがん検診が組み込まれている場合もありますので検診単体で時間をとる必要が無いこともあります。組み込まれていない場合は、健康診断を受ける医療機関にもよりますが、自分で健康診断にがん検診の検査を追加して実施することも可能です。中には、利便性を考慮して土日に検査が受けられるような体制を構築している自治体もありますし、自治体が検査の実施を依頼している医療機関が土日も営業している場合には、土日に検査を受けることも可能です。
5.がん検診の重要性
がん検診を受け、万が一がんと診断された場合、仕事はどうしよう、治療費はどうしよう等、いろいろな不安があるかと思います。しかし、早期であれば、休職制度を利用し治療が落ち着いてから職場に復帰することも可能ですし、内視鏡を使用した手術で傷が小さく済む、医療費が安く済む、といったメリットがあります。
また、医療技術の進歩により、がん検診によって、早期にがんを発見し、早期に治療を行うことができれば80-90%以上治るがんもあることがわかっています。一方で、病気を放置し、がんが進行してしまった場合は、治療期間が長引き、職場復帰が難しくなるだけでなく、金銭面でも長期間の負担がのしかかる、などといったことが起こる可能性があります。
これらのことから、がん検診で病気を早期に発見し、早期に介入を行うことことが、その後の人生において大きなプラスになることが分かります。
6.スマイル健康クリニック東京では
便潜血検査、内視鏡検査、レントゲン検査、超音波検査、腫瘍マーカー検査など、がんの早期発見に資する検査が実施可能です。
また、女性の方は、女性特有のがんである子宮頸がん、乳がんを発見するための子宮頸がん検査、マンモグラィ検査、乳房エコー検査の実施が可能です。ご自身の健康と生活を守るためにも、定期的にがん検診を受けることをおすすめいたします。
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